コーポレートブランドを再構築する


コーポレートブランディングにおいて、重要なことは会社の「DNA」を明確にすること。

弊社は今年10周年をむかえ、次のステップにすすもうとしています。今は、創業当時から続けてきた事業の方向性を大きく変える、「変革期」真っ只中。10年という時を経て、創業メンバーも大きく入れ替わり、中途採用も急激に増やしています。一方で、社員間の統一が難しくなってきているのも事実。改めて、会社のDNAを再度確認し、明確にするタイミングにさしかかっています。このDNAが不明確だと、会社として向かうべき方向を社員間で共有できませんし、一体感をうむことも難しいでしょう。そこで、重要になってくるのが、コーポレートブランディングの再構築です。「自分達がどういう価値を提供できる」かを見極め、改めてビジョンを再構築し、全社でビジョンを再確認する作業が必要になってくるのです。


コーポレートブランディングの再構築のには、大きく5つタイミングがあると言われています。

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①企業合併・統合

異なるDNAを持つ社員を同じ方向に向け、1つの企業としての一体感を醸成


②社長交代

新社長になり、企業方針を一新し、企業に新しい価値を与える


③事業継承

先代の社長のもと仕事をしてきた社員に対し、自分の考えややり方を理解してもらい、協力者を増やしていくが目的。また、新社長の考えのもと、人事評価基準を改めて、人員の入れ替えを実施することも重要。


④周年(10周年などの節目)

様々なDNAを持つ社員がいる企業ですが、会社の節目を利用して、全社一丸となって動き、効率的に業績をあげる体勢をつくり、成果をあげることで、社員モチベーションをあげる


⑤グローバル化にともなう商標問題、デザインの統一性

事業進出する際に、国内で使っている商標が利用できない場合やブランドのイメージが各国でバラバラな場合に全社で統一することが必要

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企業の規模や内情によりタイミングは様々ですが、現在コーポレートブランドの再構築に、大小関わらず多くの会社が取り組んでいます。


コーポレートブランドを重要視する背景として、「消費者思考を最優先した商品開発に限界」がきているという点があります。あらゆる企業が消費者のニーズに応じた商品をつくり、すぐに後追いがはじまり、似通った商品が市場にはあふれています。市場でのブランドアイデンティティを確立させることで、ブランドに共感しユーザーが根強いファンとなり、支えてくれるようになります。


また、会社のビジョンを明確にし、外に発信していくということは、「世の中の人々に期待感をもってもらう」ということでもあります。期待感のあるブランドはユーザーからのロイヤリティも高くなるので、会社を次に飛躍させるために取り組んでみるのも1つですね。


次回は、社内浸透について書きたいと思います。


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