ニュース訴求とソーシャル訴求。

昨日ある編集部の方に「紙とデジタル版を両方もっているメディアの場合、どうやって出し分けを考えているの?」という質問されました。


その方は紙のご担当の方で50代の段階世代をターゲット読者として記事を書かれています。WEB版だと読者層がもう少し広がり、月間7,000万以上もあるメディアなのです。(でも紙の方は、段階の世代が退職したりとかなり厳しいとおっしゃっていました。)

わたし自身は紙とWEBが別れていても1つのメディアとして捉えているので、特にその辺りは意識していなかったなと思ってたのですが、ある方が、「最近は、紙とWEBという分け方ではなく、ニュース訴求と話題拡散させるためのソーシャル訴求という2つの考え方で捉えることが多い」ということをおっしゃっていました。


この違いをわかって出し分けできる広報も多くはないともおっしゃっていました。


今の時代、ニュースと情報拡散させるためのネタ(感動系や面白系)的な情報の違いをきちんと分けて扱うことが求められています。ソーシャルメディアが出る前は、広報は単純なメディア露出をKPIとしておいていればよかったのですが、時代の変化に合わせて手法も複雑化してきているそうです。


例えば、新商品発表会でタレントを呼んで記者発表会をする場合、これは立派なニュースになります。タレントが来るからソーシャル訴求ということにはなりません。逆に、へ~と思うようなネタや感動系のネタは、ニュースの命である新規性はなく、ソーシャル訴求が手法としては当てはまってきます。先日知った話なのですが串カツで有名な「串カツ田中」の発祥の地は、大阪ではなくなんと東京の世田谷。さらに、創業者は社長ではなく副社長の田中さんだそうです。その田中さんが大阪出身だったそうです(笑)

例えばこういったへ~なネタはまさしくソーシャルとかで話題になるネタでしょう。


あるネタがニュースかどうかを判断し、またそのネタがどのメディアにどんな切り口だとマッチしてくるかをきちんと判断していくことが大事だし、これは経験を積んでいかないと身につかないところだなと改めて感じた時間でした。

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