信頼を得るということ
広報だと社内の色々な人と関わりながら仕事をすると思うのですが、いかに信頼関係を得て、情報収集ができるかが重要になってきます。
「戦略思考の広報マネジメント」という本の中で、広報活動に必要な8つのスキルとして以下が挙げられています。
①情報収集力
②情報分析力
③戦略構築力
④情報創造力
⑤情報発信力
⑥関係構築力
⑦危機管理力
⑧広報組織力
⑥関係構築力では、「重点ステークホルダーの信頼関係」を深めるとされています。広報でいう重点ステークホルダーというと編集部や記者との関係性を思い浮かべる方が多いと思いますが、広報が関係するステークホルダーはかなり幅広いです。編集部や記者はもちろん、株主、社員、パートナー企業、顧客、BtoCであればユーザー、そして社員、その家族までもが関係者になってきます。
サービス広報をする場合においては、事業戦略に基づいて広報戦略を考える必要があるので、事業部との情報交換や日々のコミュニケーションは非常に重要になってきます。
でも最近思うことが、広報だから相談してもらえる、巻き込んでもらえる、というのは全くの別話だなと感じます。広報だから相談してもらえるのではなく、そこには大前提、事業部(パートナー)との「信頼関係」があってこそなのだと感じます。
事業部のKPIに貢献できるよう、企画を考え、自ら動き、周りを巻き込んで行く、その姿勢が信頼関係に繋がっていくのだと思います。アイディアを練って提案するだけでなく、寄り添い、行動を起こす、そんな広報がパートナーとしては信頼に値すると思います。部署が違うからこそ、熱量をもって本気度を伝える。そう思うと、記者との信頼関係もそうだなと思います。自分が露出したい話だけをしたり、サービスの説明だけをするだけでなく、相手の求めるものに応えられるような広報がパートナーとしての信頼を得ることができるのだと思います。
そういったことがあって、パートナーからの広報への信頼関係がはじめて生まれてくると信じ、色々なところで実行力をもって介在価値を出していきたいと思います。
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